食べて元気!食べてキレイ!
~あなたをニコニコ元気にするちょっとイイ話~
(弊社コミュニケーション誌 チャンプルー通信5月号より)
あなたの健康を応援します!
~カロリーの不思議~
健康的でいる為に、食事でどのような事を気にかけていますか?とたずねると、
「カロリー」を気にしていると答える方がとても多いな~と思います。
外食のメニューにもスーパーで売られている食品にも、
今や当たり前のように「カロリー」が表示されていますし、
「カロリーオフ」と明記された商品も沢山販売されています。
気にする気がなくても気になるかもしれませんね。
そこで今回は、「カロリー」についてお話します。
カロリーは摂ってはいけないもの?
カロリー(cal)とは、そもそもエネルギーの量を表す単位であり、
生きていくために必要な燃料のようなものです。
とかくカロリーは「なるべく減らすものだ」と思われがちですが、
カロリーをしっかりと摂っていかなければ人は生きていけません。
人は静かに横になっている間も、体温を維持したり、
心臓を動かしたりと食事から摂ったカロリーを使っています。
活動の大きさの違いや体格や年齢、季節など条件によって
必要な量は異なりますが消費カロリーの約60%が
無意識な生命維持活動に使われています。
そして必要な燃料が足りなければ、やがてガス欠になり、
身体の機能にブレーキがかかってしまうこともあります。
健康のためにカロリーを気にしているのに、
かえって疲れやすかったりしていませんか?
摂るカロリーの数値だけを気にしてカロリーを極力抑えようとすると、
無気力になったり、慢性疲労などの思わぬ落とし穴があるのです。
食事もスポーツのひとつ?
食事はカロリーを補給するためのものと考えがちですが、
実は食べること自体が「立派な運動」なのです。
これは「食事誘発性代謝」といい、食べることによって胃腸が活発に動き、
身体の中で栄養として使われるために必要な消化液が分泌されるときにカロリーを消費します。
食事をして汗をかくというのはこの「食事誘発性代謝」によって起こる作用のひとつです。
この「食事誘発性代謝」をさらに効果的にするためには3つのポイントがあります。
①よく噛んで食べる
②冷たいものより温かいものを食べる
③楽しく食べる
よく噛んで食べると、唾液や消化酵素などを沢山分泌するようになります。
つまり消化器官が活発に動きます。
そして、活発に動いた消化器官の活動を維持するために
冷たいものより温かいものを楽しく食べること事がポイントになります。
楽しく食べるかどうかなんて関係ないようですが、
心理学的観点からも暗い気分や、悲しい気持ちで食事をすると、
身体の消化器官などの動きが落ちると言われています。
身体の中の器官にできるだけ活発に動いてもらい、カロリーを消費する!
究極の「ながら運動」ですよね。
このポイントをしっかり守って食べることで食べると同時に、
体内の器官が運動をしていることになるんです。
「カロリーを減らす」という考え方よりも「カロリーをしっかり使う」という
ポジティブな気持ちで食事を考えてみると、食事が楽しい時間になりますよね。
柏原 幸代 (かしわばら ゆきよ)
管理栄養士
食ライフデザイン株式会社 代表取締役
健康食育検定協議会 理事長
共立女子大学食物学科管理栄養士コース卒業後、流通業界で
働きながらスポーツインストラクター養成スクールに通い、身体の
ことを学ぶと共に心身を鍛える。
現在は、食ライフデザイン株式会社を設立し、栄養士の育成と
栄養士の活動フィールドを広げる取り組みを行っている。
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